第4回 攻略本検証シリーズ第3弾 「F-ZERO X 最終攻略読本」


3回目の今回はジャパン・ミックスより発行の「F-ZERO X 最終攻略読本」
DATA
発行日1998年9月30日
全96ページ 定価1200円(税別)

表紙の煽りは以下の通り
ベストを叩き出せる全走行法!!
各コースをフルカラーCGマップと画面写真で紹介!
対戦必勝法、マシンセッティングもバッチリ解説!
コーナーリングを状況別に徹底攻略!

では中身を見てみよう。
28ページまでは基本操作やマシンの紹介。
基本的なことなので特筆すべき点は無いが、
気になったのが、マシン紹介での文章が最初の6台以降は何故か太字になっている事。
逆に言えば最初の6台だけ文字が細い。

コース攻略は1コース2ページで各コースごとに五つのセクターに分けられた解説と
ワンポイントアドバイスが設けられている。
フルカラーCGマップは以前紹介した「F-ZERO X 攻略ガイドブック」のものと比べると
平面的でコースの高低差がややわかりにくくなっている。
コース紹介のところにスタッフゴーストのタイムが載っているが、
マシンやセッティングに関しての詳しい説明は載っていない。
またスタッフゴーストのタイムと共に目標タイムが掲載されているが、
これがグランプリの際の目標なのかタイムアタックの際の目標なのかは定かではない。

79ページからは対戦プレーについての記事で
参加人数に応じた必勝法(!?)やブロックラインについての説明等が載っている。
ラストに総復習として状況別のコーナーリングについてやデスレースについて語られている。

良い所
書いてる内容は結構まとも少なくとも的外れな記述は無い。
また、1ページ辺りの文章量も多い。

悪い所
文字と文字の間が狭く少し読みづらい。
4〜5行程度ならそれほどでもないが、15行以上の文になると読むのが少し面倒に感じてしまう。

突っ込み所
ウェーブロードの項で「上ぼり」という誤植(?)がある、ちなみにここ以外は全て「上り」という記述になっている。

ハーフパイプの項でアクセルの連打でスリップを防ごうという記事に「アクセルの連打でスリップ
という見出しが付いている。
恐らく、後に何らかの語が入るはずだったが入れ忘れたのだろう。

デスレースの紹介で「まずは、ボディ性能がAで、なるべく重量のあるマシンを選ぶ。」とあって
「GREEN PANTHER」、「WILD BOAR」、「MAD WOLF」の3台がオススメだ。と続く。
MAD WOLFのボディはBでそんなに重量のあるマシンでもない。
デスレースの記事ではBLACK BULLが使われているので、それと間違えたのだろうか?

最後にこの本自体とは関係無いが、表紙裏にこの出版社の既刊紹介が載っており
そこにあるのが、「ヨーヨーマスター最終奥義書」、「ヨーヨーマスター2究極奥義書」
「バスフィッシングマスター最終入門書」、「けん玉ウルトラテクニックス最終攻略本」である。
TVゲームとは無縁なラインナップだったり、「最終奥義書」なのにちゃっかり2が出てたり
「最終」なのに「入門書」だったり、けん玉本があったりとかなり香ばしい。

編集部の記録一覧
DEATH RACE 1'03"726 BLACK BULL

トップページヘもどる

inserted by FC2 system